良い介護士とはどのような介護士だと思いますか?
利用者や同僚から信頼されることも大切です。
しかし、責任者は少し違う視点で職員を見ています。
私も介護現場の責任者として職員を見る立場を経験してきました。
今回は責任者から見た
「良い介護士」
についてお伝えしていきます。
責任者は安心して任せられる職員を評価する
責任者は利用者が安心して安全に生活できる環境を維持することを常に考えています。
そのため、派手な活躍をする職員よりも、安全に業務を遂行する職員を評価する傾向にあります。
介護の現場では予期せぬトラブルの影響を大きく受けます。
例えば事故や感染症の蔓延などです。
事故が起きれば、病院受診が急に入り、職員が通院介助に出ることで一時的に少なくなります。
場合によってはその日のスケジュールが大きく変わります。
事故の結果、利用者が入院となれば施設の不利益にも繋がります。
また、感染症は、施設内で蔓延すれば、入居者の状態の低下に繋がり、職員も通常業務を中断し、対応に追われることになります。
そのため、あくまで傾向ではありますが、責任者は、施設のルール・マニュアルをきちんと守り、事前に予防に繋がる動きをする職員に良い評価を与えることが多いです。
責任者から見た良い介護士の特徴
勤務に穴をあけない
職員の体調管理は責任者から見た評価基準の一つです。
責任者はいかに予定通りにその日のスケジュールが進むかを考えています。
ただでさえ介護の現場は人手不足のことが多いです。
勤務に穴があいてしまうと、シフトやスケジュールの変更を余儀なくされます。
また、人手が少なくなるとそれだけで事故のリスクが上がります。
常に自己管理が出来ていること、勤務に穴を空けないことは評価基準の一つです。
提出物や報告が早い
介護現場では様々な書類を扱います。
書類の作成や提出が早いのも評価基準の一つです。
介護現場では一日のスケジュールだけでなく年間、月間のスケジュールを立てて動いています。
行事や各種委員会などもそのスケジュールの中にあります。
その際に計画書や報告書などを職員が作りますが書類の提出が遅れれば、他の業務にも支障が出て責任者は頭を抱えます。
・書類の作成に早く取りかかる
・進行状況を随時報告する
このことが、全体の計画をスムーズに進めることに繋がり、責任者は安心して他の業務にも取り組むことができます。
報告・連絡・相談を大切にできる
基本的な
「報・連・相」
ができる職員に対して、責任者は良い印象を持ちます。
・与えた指示に対してすぐに動いてくれる
・途中経過を報告してくれる
・分からないことはすぐに相談してくれる
・連絡の漏れがない
基本的なことではありますが、これが出来る職員は意外と少ないものです。
また、自分の体調が悪い時は、すぐ相談してくれる方が助かります。
責任者は常に業務が円滑に回るかを考えています。
急な休みより、事前の調整ができるので、現場が安定して稼働することに繋がります。
マニュアルを守れる
マニュアルを遵守する職員は責任者に安心感を与えます。
施設のルールやマニュアルを守ることが利用者を守ることに繋がるからです。
特に事故対策マニュアルや感染症対策マニュアル、服薬介助マニュアルなどは守らなければ利用者を危険にさらします。
介護職員でありがちなのが自己判断で動いたり、介護技術を自己流でやってしまうことです。
基本が出来てのアレンジならまだ、分かりますが、そうでない場合の自己流で事故を起こしたら目も当てられません。
マニュアルを守る
基本的なことであり、責任者がよく見ているところでもあります。
全体の流れを見ることができる
責任者から良い評価を受ける職員の特徴の一つとして
「全体を見て動けること」
があります。
介護現場はチームで動きます。
職員の能力は人それぞれであり、常に予定通りに仕事が進んでいるとは限りません。
自分の仕事が終わっても他の職員の仕事が終わっていない場合もあります。
そんな時に声を掛けて手伝ったり、上司に進行状況を報告してくれる職員がいると業務が円滑に進みます。
介護現場はアクシデントも多くあります。
こういった全体の流れを見ることができる職員が増えることを責任者は望んでいます。
先回りして行動できる
いろんなことを予測して先回りして行動できる職員に責任者は助けられることも多いです。
例として
「最近、あの利用者の足取りが悪いのでセンサーマットを設置したらどうか?」
「食事の飲み込みが悪くなっている。食事形態が合っていないのでは?」
「今日は病院受診があるので入浴の順番を検討しよう」
などです。
責任者は現場を管理するのが仕事です。
しかし、様々な突発的な仕事も入ることがあり全てを把握するのは難しいこともあります。
そんな時に、変化を予測して提案してくれる職員には救われることも多いです。
このように先回りして考えられる職員は、事故やトラブルの予防にも繋がるため、責任者から高く評価される傾向があります。
チームで働く意識がある
同僚と良好な人間関係を築くことの出来る介護士は、職場の「潤滑油」的な役目を果たしてくれます。
介護現場はチームで動くため、円滑なコミュニケーションが不可欠です。
常に機嫌の悪い職員、陰口ばかり言う職員がいるとそれだけで職場の雰囲気は悪化します。
人間関係のトラブルがある場合
「〇〇さんとは仕事したくありません」
と言われることもあり、シフトの調整が難しくなります。どの職員ともトラブルなく仕事できる介護士は、それだけで助かる存在といえます。
またこのタイプの職員は、体調不良の職員が出た時やその他の突発的なことが起きた場合、快く勤務交代に応じてくれることが多いように感じます。
定時内で仕事を終えられる
タスク管理が上手いことも良い介護士の条件の一つだと感じます。
介護現場では、日々の業務に加え突発的な仕事(事故対応・病院受診など)が発生する場合も多々あります。
また、係や担当入居者の仕事も受け持つ場合もあります。
仕事の組み立てが上手い介護士は、同じ仕事量でも顔色一つ変えずに、淡々とこなすことができます。
このタイプは周囲の良い見本になるため責任者から評価されやすいといえます。
また、自分の仕事をきちんと定時で完了することができるため、周囲の職員も安心して退勤できます。
責任者から見た良い介護士は減点が少ない
前回の記事では信頼される介護士についてお伝えしました。
信頼される介護士は日々の小さな加点を積み重ねている人だと私は考えています。
一方で責任者から見た良い介護士は、大きな減点が少なく安心して任せられる人です。
もちろん、責任者も人それぞれですので、細かい部分では評価基準が違うこともあるかもしれません。
しかし、職場全体を見ながらも、利用者が安心して安全に過ごせる環境をつくることの出来る介護士はどんな責任者が見ても良い評価になるでしょう。
派手さはなくても、その安定感が現場を支えているのだと思います。
まとめ
今回は責任者から見た良い介護士について説明しました。
責任者が介護士を見る時に
・勤務に穴を空けない
・提出物や報告が早い
・報連相を大切にできる
・マニュアルを守れる
・全体の流れを見ることができる
・先回りして行動できる
・チームで働く意識がある
・定時内で仕事を終えられる
など、たくさんの評価基準があります。
どの責任者からも一定の評価を得られるよう、常に安定した仕事をするよう心がけましょう。


コメント