介護職の夜勤は想像以上に負担が大きい
介護職の夜勤は、想像以上に心身への負担が大きい仕事です。
施設によっては以下のような業務が同時に発生します。
- コール対応
- 排泄介助
- 体位交換
- センサー対応
- 急変対応
これらが重なると、仮眠時間があっても休憩が取れないこともあります。
私自身、療養型・グループホーム・特養など複数の施設で夜勤を経験しましたが、「もう夜勤はしたくない」と感じたことは何度もありました。
この記事では、介護士の夜勤でよくある悩みと、少しでも負担を軽くするための対処法を解説します。
介護士の夜勤でよくある悩み
睡眠不足で疲労が取れない
夜勤は本来、夜に休む時間帯に働く勤務形態です。
仮眠時間が設けられている施設も多いですが、実際にはコール対応や排泄介助などで呼び出されることも少なくありません。
その結果、まとまった休憩が取れない夜もあります。
また夜勤明けは日中に寝てしまうため、夜に眠れず生活リズムが崩れることもあります。
「しっかり休んだはずなのに疲れが抜けない」と感じる人も多いでしょう。
私も夜勤に入り始めたころは、睡眠不足につながることが多くありました。
この状態が続くと、慢性的な疲労や体調不良につながることもあります。
少人数夜勤による負担の大きさ
夜勤は日勤と比べて少人数で対応します。
例えばグループホームでは、1ユニット9名程度を1人で対応するケースもあります。
ユニット型の特養であれば2ユニット(約20名)を1名で対応する施設が多いようです。
いずれの施設も、日中と比べると少ない人数で対応します。
穏やかな夜は問題ありませんが、状況が重なると一気に負担が増えます。
特に負担が大きいのは以下のような場面です。
- 複数人の同時コール対応
- 転倒リスクのある利用者の対応
- センサーマットの頻回反応
- 体調不良者の発生
中でも最も大変なのは急変対応です。
状態確認から応急処置、救急要請、家族連絡までを少人数で行う必要があります。
さらに救急搬送時に職員が同乗する場合、応援が来るまでさらに少人数での対応となり、身体的にも精神的にも大きな負担となります。
夜勤者同士の人間関係のストレス
夜勤では少人数で長時間を共に過ごすため、人間関係の影響が大きくなります。
「今夜の夜勤メンバーは誰だろう」と勤務表を確認してしまう人も少なくありません。
夜勤は少人数で行うため、申し送りの受け取り方や業務の進め方の違いが気になることもあります。
「自分ばかり動いている気がする」
「もう少し声掛けして情報共有してほしい」
と感じた経験がある方もいるのではないでしょうか。
また施設によっては看護師と一緒に夜勤を行う場合もあります。
連携がスムーズな場合は心強いですが、役割分担や情報共有が曖昧だと業務に支障が出ることもあります。
精神的なプレッシャーが大きい
夜勤のつらさは身体面だけではありません。
実際には精神的な負担も非常に大きい仕事です。
例えば以下のような不安を感じることがあります。
- 夜間に急変が起きたらどうしよう
- 転倒事故が起きたらどう対応すればいいのか
- 自分の対応が間違っていないか
- 何かあった際に上司や同僚に責められないか
このように常に緊張感を持ちながら業務を行うため、精神的な疲労も蓄積していきます。
介護士の夜勤を少しラクにする対処法
夜勤前はできるだけ体力を温存する
夜勤前はできるだけ無理をせず、体力を温存することが大切です。
外出や予定がある場合は可能であれば別日に調整し、自宅でゆっくり過ごすようにしましょう。
眠れなくても横になって休むだけで体力の消耗を抑えることができます。
水分と軽食を意識する
夜勤中は空腹になると眠気が強くなりやすくなります。
また、カフェインに頼りすぎると後半に疲れが出やすくなるため注意が必要です。
- 軽い食事
- 水分補給
この2つを意識するだけでも、夜勤中の体調は安定しやすくなります。
休憩中のスマホ使用を控える
休憩中についスマホを見続けてしまい、仮眠時間が削られてしまうケースは多いです。
私も以前は休憩に入るとすぐにスマホをさわっていました。そうしているとあっという間に時間が過ぎて貴重な睡眠時間がなくなってしまいました。
SNSやLINEが気になる気持ちはありますが、ブルーライトの影響で眠気が妨げられることもあります。
必要な連絡だけ確認し、あとは意識的にスマホから離れることが重要です。
腰痛・むくみ対策を行う
夜勤では身体介助が多く、腰痛のリスクも高くなります。
腰痛ベルトを使用することで負担が軽減され、無駄な力が入りにくくなります。
また足のむくみが気になる場合は着圧ソックスの使用も効果的です。
一人で抱え込まず環境調整を検討する
夜勤の負担は個人差がありますが、つらいと感じるのは珍しいことではありません。
まずは「自分だけではない」と知ることが大切です。
それでも体調に影響が出る場合は、以下のような対応も検討できます。
- 夜勤回数の調整を相談する
- 一時的に夜勤から外してもらう
- 他部署(デイサービスなど)への異動
- 転職の検討
施設にとっても、職員が離職してしまうことは大きな損失です。
無理を続けるよりも、早めに相談することで状況が改善するケースもあります。
まとめ|夜勤のつらさは珍しいことではない
介護士の夜勤は、身体的にも精神的にも負担の大きい仕事です。
特に以下の悩みは多くの人が経験しています。
- 睡眠不足
- 少人数夜勤の負担
- 人間関係のストレス
- 精神的プレッシャー
夜勤がつらいと感じるのは決して特別なことではありません。
無理を続けるのではなく、自分に合った働き方を考えましょう。

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